松 戸 市 篇
松戸は江戸時代に、江戸から千住宿、新宿に次ぐ水戸街道の三つ目の宿場町として栄えた。
その面影は市内の寺院や商家や町並みなどに残されている。
1) 松戸の旧式防犯灯
市川市に近い松戸には、市川市で見られたのと同じ旧式防犯灯がいくつか残されています。
ここでは目にしたものを、順次紹介していきます。
まず松戸駅周辺の水戸街道から線路側の町並みの細くつづく路地を散策します
駅から少し離れると、まだまだ細い路地があちこちに切れ切れになりながらも続き、そこに古くからの外灯に出会うことがあります。
これは、プレートもしっかりと残り、塗装のためか、その表面もあまり傷んでいない。元気そうで見ていてうれしくなりました。
塀の無かった頃に立てられた防犯灯、本体のコンクリートは傷んでいるが、碍子や金具はしっかりと残されている
廃屋の庭先に残された防犯灯が、いまでも道を照らしている。当時の様子が目の前に浮かんでくる。
2) 青果市場跡
今は使われていない、青果市場の建物、なかば廃墟のようだが、それなりに使われているようにも見える
木造の屋根が時と共に朽ちている。市場前の広場の建物も今は建設会社の事務所や民家になって、昔日の賑わいはもはやない
3) 協和アパート跡
市場跡近くに、かっての協和アパートの跡がある。門も表札も、土台も当時のままである。きれいに整地されて、雑草もみあたらない。
まるで、発掘がおわったばかりの遺跡のようだ