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        (8) 中 山


 中山は日蓮宗総本山法華経寺のある丘を中心とした町並みである。町名は高石神に接する一丁目を起点に、二丁目、三丁目、四丁目と時計回りに並んでいる(法華経寺は二丁目)。
 中山という地名が示すように、小高い丘が複雑に入り組んでいる。
中山法華経寺祖師堂(中山二)

 
                            















 中山一丁目

 <郊外の住宅街の路地>

 中山一丁目は高石神から北に坂を上ったところ、中山小学校や第四中学校のあたり一帯が含まれている。
ここに郊外の路地ともいうべき美しい道が残されている。

          

 第四中学校近くの路地、中央部だけ舗装され、両側も生垣なのでまるで庭にいるよう    駅から遠い場所にも旧式防犯灯があった




 中山二丁目

田園の風景があちこちに残っていて散歩にはもってこいである。そんな場所だが住宅地の奥に路地が通り抜けのために残されていた。

 <ミカンの生垣の路地>

     

まだ青いミカンの生け垣          いろいろな種類の草木からなる生け垣      行き止まりと思っていた道の奥に路地があった




 今でも軒先を照らし続けている外灯




 中山三丁目

 <国見湯をとりまく路地と観音堂>

国見湯は法華経寺のすぐ隣にある。そのまわりの路地の出口に小さな観音堂が建っている。
その壁に風雨にさらされわずかに浮き彫りになった墨の痕跡が残る、小さな木の札がびっしりろ打ちつけられている。
貧しい人たちが浄財を出し合って、このお堂を建て、参拝の帰りにでも休んだのだろうか。

  

 法華経寺近くの「国見湯」            路地の角の右に観音堂が見える    小さな観音堂がひっそりと建っている


        

寄進者の名前がかすかに読める木札     ささやかな境内(右に竜神様の石塔)           「馬頭観世音菩薩 明治21年12月」


<五輪マークの床屋さん>

門前町のはずれに、だいぶ古そうな建物があった。よくみるとその看板に色もあざやかに五輪のマークがついているのでびっくりした

       
                 
                          線路沿いの元床屋さんの建物とその看板            




 中山四丁目

 <総門と坂>

中山は法華経寺でにぎわう町である。そのはずれに高石神と中山を分けている坂がある。
幅が拡げられた跡が残る坂はめずらしい。

              

        法華経寺総門(黒門)                         高石神(左)と中山四を分ける昼でも暗い坂道
 



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