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八幡一丁目
八幡一丁目は市川市役所からJRと京成線の間で、ほぼ真間川に至る地域で、千葉街道を境に南側と北側に分けることができる。
北側が曲がりくねった路地が多いのに対して南側は直線の路地が多く見られる。
<静かな一丁目>
千葉街道のとある路地入口 少し入ったところにある路地の三叉路 昔の面影を残す板塀の路地とその先の下水施設
見落としそうな千葉街道に面した路地入口 鬼越一と八幡一の境になっている路地 「路地」の文字が見える入口の警告
八幡二丁目
八幡二丁目は京成とJRの二つの駅に接している駅裏の繁華街で、人家と飲食店が密集している。
その家と家の間に人が行き来をするための最小限の道が路地として今でも残されている。権利関係が複雑で整理が進まないこともその一因をなしている。
<駅裏の路地>
京成八幡駅近くの、戦後の雰囲気の残るl路地
市川市役所脇のだんだ細くなる路地入口 葛飾八幡宮参道に面した路地入口 路地の途中の昔からある堅固な建物
道幅はあるが車の通れない踏切 駐輪場脇の路地、左は砂利道 砂利道は歩きにくいせいか、あまり人が通らない
JR本八幡駅付近の繁華街近くの路地 道幅1.6メートルの道 砂利の敷かれた美しい路地(07-1)
JR裏手の元路地にある古屋 入口近くに井戸最近まで使われていた井戸がある(壁で仕切られている)
偶然見つけた廃屋同然の古屋。しかし元気そうなおじいさんが店番をしていた。今は自転車預かり所になっているが、昔は安売りの店だった。
よくみると何やら、井戸らしきものがあった。聞くと最近まで使っていたという。井戸はこのあたりではみんな使っていた、とのことである。
八幡三丁目
京成八幡駅周辺を含む昔ながらの路地の面影を色濃く残すところである。永井荷風の通った大黒屋や散歩道もこの三丁目にある。
<八幡横丁>
京成八幡駅近くに「八幡横丁」はある。閉店した店もあるが、各駅で進められている駅前再開発を免れている数少ない路地である。
それ以外に、この路地の特色はそれを延長すると菅野広小路に達する、古くから使われていた道の一部をなしていることであろう。
中央下@から始まり、斜め左上方のAまでが「八幡横丁」のメインストリート(出口と入り口に時計が飾ってある)
*なおB、C、Dも「八幡横丁」の看板が掲げられている。Eは本来「八幡横丁」の続きの道筋
千葉街道に面した横丁入り口 道がだんだん狭くなる シャッターの降りている店も多い
三叉路を真っ直ぐ進む 角の両側に衣料品店がある 衣類が道にあふれ出している路地の活気
(今来た路地を振り返る) (横丁の出口から振り返る) 「八幡横丁」の延長にある駅前通り(4m道路)
脇 道
Bの路地の面影のある小道 C京成八幡駅への直線道路 D八幡中央通りへ抜ける道路
夜の「八幡横丁」
横丁の夜はけっこうにぎやかです。通勤通学帰りの人々がのんびり歩いていたりして昼間とは違った雰囲気があります。
「八幡横丁」入り口付近 三叉路付近(開店している八百屋さん)
片方の洋品屋さんは開いているが、お向かいは閉店 三叉路付近の衣料品店や飲食店は開いている
<駅裏から続く路地>
京成本八幡駅裏の線路際から延びる元路地と路地
線路際からのびる広い道路、どこにでもあるようなお店やマンションが並んでいる。しかし少し進むと、かわいらしい大谷石でできた蔵が道路際に建っている。
その少し先に四つ辻がある。
四辻から先は、道が一段と狭くなり、ゆるやかにカーブを描いている。その路地のかなたには小学校の校舎が垣間見られる。
<バス通り裏の路地>
にぎやかなバス通りに顔をのぞかせた路地の入り口。ここから表通りとは違う、人が通う路地の世界が広がっている。
路地の入り口は、ひっそりとビルの間にあった。そこから道はお豆腐屋さんの前を通り、裏の通りにつながっている。
マンションの脇の道路、その前を過ぎ、古い石垣や竹塀に囲まれた曲がり角を曲がる
路地の三叉路、ここを右に進むと、今は片方が駐車場になっている路地へ出る。網のフェンス越しに松が枝を伸ばしている。
路地は道幅を拡げて新しい住宅地へと伸びている。 (道幅が拡がったところを振り返る)
<防犯灯のある通り>
今は広くなっている菅野一丁目と八幡三丁目の境の道にも旧式防犯灯が残されている。昔から人通りが多い道なのだろう。
菅野一と八幡三の境の道のカーブ 傾いている道の角の旧式防犯灯 碍子の青(右)は半分が欠けていた
八幡四丁目
八幡四丁目は葛飾八幡宮を中心にそれを取り囲むようにして広がっている。ほとんどは静かな住宅街で、古い家屋も多く見られる。
ただ駅から遠く離れるほど、路地もひなびて、野趣を帯びてくる。
現在の不二女子高等学校の前身 不二服装専門学校講堂(道草亭ペンペン草さん蔵)
<郊外の雰囲気の残る路地>
正面奥の森が葛飾八幡宮 駅近くの古くからの家の多い路地 静かな路地からバス通りをのぞむ
駅から離れた場所の砂利道の路地 野原に何が建つのだろうか(06年) 苔むした路地が昔の姿を伝える
くすの木の緑陰 しかし、その姿は痛々しい
八幡五丁目
八幡五丁目はその端を真間川に接している。駅から幾分遠い分、自然と静けさ、そして昔のままの路地の形がよく保たれている。作家水木洋子さんの旧居もここにある。
<昔のままの防犯灯の残る路地>
市役所脇の踏切を渡るとそこから路地の多い地区が広がる その途中にある和洋を兼ね備えた家(昭和初期?)
三叉路角にあるお屋敷 そこから曲がりくねった路地が続く 幅は広くなっているが、その道筋は昔のままである
電柱の位置が元の道の幅を示している路地 ツタに覆われた塀にそって伸びる路地 山茶花の白い花が咲いている路地*
*山茶花が咲いている生け垣。地面に白い花びらがこぼれている。しかし山茶花は虫が付きやすく管理に手間がかかる。
思わず見とれた街角に残された古き良き時代の灯り(傘まで残っているのは市川ではここだけ)
道路予定地の中を通る路地? 予定地内の野原の花にとまった豹紋蝶*
*道路予定地は立ち入りが禁じられているので、さまざまな草木や虫や小鳥の集まる場所にもなっている
八幡六丁目
八幡六丁目は駅から遠い。そのはずれに富貴島小学校がある。そのずっと先には中山競馬場がある。競馬でお金をすった人々がその前の道をとぼとぼと駅まで歩いたのは、そんなに遠い昔のことではない。路地もいくらか残っているが、歩いている人の姿を見かけることは少ない。
<町外れの路地>
富貴島小学校脇の路地入口 ブロック塀に囲まれた人通りの少ないさみしい路地
大きな木の扉のある路地 富貴島小学校脇の旧式防犯灯 エジプトの神殿を思わせる気品ある装飾