三本松と市川マーケット かっての名所と、今は無き屋根のついた路地を紹介します
三本松とその周辺、市川マーケット、特別編(大阪天王寺)
市 川 路 地 細 見 市川市の路地のなつかしい風景を、町ごとに写真でつづります
市川、真間、菅野、東菅野、八幡、鬼越、高石神、中山、須和田、新田、平田、宮久保、その他
真 間 川 の 岸 辺 市川の川の中で、最も歴史と風物に彩られた真間川のほとりを散策します
江戸川河岸の地形について、真間川と耕地整理事業、真間川と接続する河川、真間川をたどる
路 地 惜 別 の 譜 二度と目にすることのない滅びゆく路地の名残り、その跡をたどります
建築基準法と路地、失われ行く路地、路地の面影を求めて、
路 地 の ア ル バ ム 路地を歩いて何故か目についたものを、テーマごとにならべてみました
防犯灯、商店街の灯り、移り変わり、生き物たち、家とその周り、緑陰の小道、公園と遊具、その他
諸 国 路 地 巡 り 東京近辺を中心に市川市以外の目にした路地を、おりおり載せています
東京編、千葉市、松戸市
路 地 の 雑 記 帳 路地について思ったこと、考えたことをあれこれ書いてみました
心地よい路地の条件、市川市の路地の成り立ち、土管を積み上げた煙突、黒松保存問題、など
私 の お 気 に 入 り 私が最近、気に入っている物やお店(場所)やサイトなどをいくつか
フォトブック :「ポエジーのほとりにて」 http://hajimemory.blog55.fc2.com/
読書ノート :「余白に書く私の読書ノート」 http://ameblo.jp/hajimemory も併せてご覧ください
*写真の説明の( )内の西暦は当時の状況で、現在とは異なっていることを示します。 *文字サイズは中をおすすめします。
<路地についての覚え書き>
路地とは本来「町中に見られる、人々が歩いて行き交うために、互いに協力してできた道」をさしています
しかし元々そのような道でも、時代の流れの中で様々な変化を受けてきました。ここではそれらを以下に分類し、取り上げていきます。
1)幅1間(1.8m)以下で人が楽に歩ける道、車の通行不可(本来の路地)
2)幅2〜3mくらいで、もともとの路地が一部拡幅され、車がやっと通れるようになった道(準路地)
3)もともとの路地が建築基準法の定めにより、幅4mに拡幅され、車の通れる道路となった道(元路地)
準路地や元路地を含めるのはそこに路地であった名残が見られ、時代を物語る貴重な風景として見過ごすことができないためです。
しかし路地を理解する上で大切なことは、路地とは単に道幅が狭い道のことを指しているのでない、ということです。
路地を成り立たせているものは、それが「人々の譲り合いの精神によって支えられている公道でも私道でない道」であるということです。
この意味でたとえ道幅の狭い道であっても、塀で囲まれたり商業施設のなかに計画的に作られた道はあくまでも「路地風の道」というべきです。
私が路地を散策して安らぎを覚えるのはひとえに、そこに庶民の思いやりのこころ・「あいまいさ」の心地よさを感じるからだと思います。
路地が暗示しているのは、閉じることによって他人を排除し自分の権利を主張する社会でなく、「人々に開かれ、利益を共有する社会」です。
謝 辞 :記事の内容につき、道草亭ペンペン草さんから、貴重なご助言をいただきました。厚くお礼申し上げます。
参考資料:市川市教育委員会編「市川」、いちかわ・まち研究会編「市川まちかど博物館」、鈴木恒男「真間川百年」ろん書房
市川市歴史博物館編「市川市が誕生したころ」、千野靖方「市川歴史探訪」ろん書房
路地裏談話室 路地、横丁、街角など身近な風景についてご意見をお待ちしています